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保育士の初任給はどれくらい?手取りや年収、給与事情まとめ
保育士の「キャリアアップ・転職」
2022/7/21

保育士の初任給はどれくらい?手取りや年収、給与事情まとめ

 

子供の世話が好き、子供に関わる仕事を希望している、これから保育士として働きたいと考えている人なら、保育士の仕事でどの程度給料がもらえるのかは気になるところではないでしょうか。

 

そこで今回は、保育士の給与事情をはじめ、初任給やこれからの保育士の待遇改善の見込みなど、保育士として働く上で押さえておきたい給与に関する基本的な情報をご紹介します。

 

 

 

保育士の最新給与事情

 

お給料

 

保育士の給与は勤務先の企業規模や勤続年数、勤務地によっても前後しますが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2020年度の保育士の平均月給はおよそ25万円です。

この額から社会保険料などの控除が差し引かれるため、手取り平均額は20万円ほどといえます。

この月給とは別に支給される年間賞与とその他特別給与額の平均は、約74万円です。

 

保育士の平均給与は、2010年から2013年までの4年間で減少していました。

以前から保育士の年収は低いといわれており、さらに保育園に入所できない「待機児童」が問題となっていました。

このような問題を解決するため、厚生労働省は2013年から2017年までの間に「待機児童解消子育てプラン」実施して待機児童の解消に乗り出し、2013年からは段階的に保育士の賃金を見直しキャリアに応じて加算する処遇改善加算制度がスタートしました。

 

処遇改善加算の効果もあり、2014年からは保育士の平均給与が右肩上がりで増加傾向にあります。

 

e-stat 政府統計の総合窓口. 「賃金構造基本統計調査 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口」.
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001152186&tclass2=000001152187&tclass3=000001152191&stat_infid=000032069433&cycle_facet=tclass1%3Atclass2%3Acycle&tclass4val=0, (参照:2022-3-14)

 

厚生労働省.「Microsoft PowerPoint – ho3」.
https://jsite.mhlw.go.jp/miyagi-roudoukyoku/var/rev0/0119/7609/ho3.pdf, (参照:2022-3-14)

 

 

 

保育士の平均初任給とは

 

保育士オブジェクト

 

他業種でもいえることですが、保育士の初任給は最終学歴によって異なることがあります。

賃金構造基本統計調査によれば、保育士の平均初任給は高専・短大卒で月約18万円、大卒で約20万円と1万円ほどの差があるものの、これは他業種と比較しても一般的な額です。

 

さらに、勤務先が公立保育園か私立保育園かの違いによっても平均初任給は変わります。

例として、公立保育園の初任給を総務省のデータを参考に見てみると、高卒は約14万8000円、短大卒では約16万円です。

公立保育園の平均初任給は保育士全体の平均初任給より低いことから、私立保育園の方が公立保育園より初任給が高いことが伺えます。

 

総務省.「h29_kyuyo_1_03.pdf」.
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/kyuuyo/pdf/h29_kyuyo_1_03.pdf, (参照:2022-3-14)

 

 

 

保育士の給料は上がっていく?

 

前述のように、待機児童解消や保育士の確保のために導入された処遇改善加算もあり、近年の保育士の平均給与は毎年上がっています。

今後も処遇改善が行われる見通しがあるといわれています。

現在実施されている保育士の処遇改善加算は、勤続年数やスキルによって加算が増えていくため、長く保育士として働いてリーダー職や専門職に就くなどキャリアを積むことで処遇改善加算が期待できるので、さらに給与アップが望めるでしょう。

 

また、内閣府は保育の現場で働く人の収入の3%アップのため、2022年2月から9月まで子育て支援業者を対象とした補助事業「保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業」を行うことを発表しました。

補助事業終了後の2022年10月以降も収入引き上げ措置が継続されることから、今後も保育士の処遇改善による給与アップが見込めます。

 

 

 

初任給の基礎知識

 

ここまで保育士の給与について解説してきましたが、そもそも初任給がどのようなものなのかわかりづらいという方のために、初任給の基礎知識をご紹介します。

 

保育士に限らずどのような職種においても、初任給とは一般的には新卒で働き始めた人が初めて受け取る給与のことです。

なお、厚生労働省では6月に受け取る給与のことを初任給と定めているため、一般的な認識とは多少異なります。

 

初任給と混同されがちな単語として、「基本給」があります。

 

基本給は初任給の後にもらえる給与と思われることがありますが、それは誤りです。

基本給とは毎月最低限もらえる固定の給料のことを指し、職場によって支給される各種手当は含まれていません。

一方、初任給は働き始めてから最初にもらえる基本給と各種手当の合計額です。

 

毎月の固定額である基本給は、賞与の額に影響します。

賞与は「基本給の○カ月分」と定められていることがことからもわかるように、初任給ではなく手当などを含まない毎月固定の基本給をベースに算出されます。

 

基本給に加えて交通費などの諸手当も含まれている初任給ですが、初任給で示された額すべてを受け取れるわけではありません。

年金保険料や社会保険料、雇用保険料などのほか、所得税や住民税などが差し引かれます。

そのため、実際に受け取れる「手取り額」はほとんどの場合初任給より数万円低くなります。

 

 

 

まとめ

 

保育士の給与や平均初任給についてご紹介しましたが、思ったよりも初任給や給与が低いと感じたかもしれません。

 

しかし近年は待機児童や保育士不足解消のために保育士の待遇を改善し、賃金のベースアップを図る取り組みが行われています。

これにより保育士の給与も年々上昇しており、勤続年数を重ねたりキャリアアップしたりすることでさらなる給与アップも望めるため、これからも需要が見込まれる保育士は、給与面でもやりがいのある仕事になるといえるでしょう。

 

 

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