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「保育所」と「保育園」に違いはある? 名前の似ている保育施設の違いを解説
2022/12/21

「保育所」と「保育園」に違いはある? 名前の似ている保育施設の違いを解説

 

保育施設にはさまざまな呼び方があります。

名称やサービス内容が異なるゆえに、分かりづらさを感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では「保育所」「保育園」など名前が似ている保育施設について、それぞれ解説します。

保育所選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

保育所と保育園に違いはない

 

保育所と保育園は、呼び名は違うものの同じ基準のもとで運営されているため、保育内容に違いはありません。

 

保育所は、厚生労働省が所管している児童福祉法に基づく施設です。

保育園」は一般的によく使用されている呼び方ですが、児童福祉法では「保育所」が正式名称となっています。

 

名称に関する規定は特に設けられておらず、各保育施設が自由に決められます。

そのため、「〇〇保育園」「〇〇保育所」など施設名が異なるのです。

 

 

保育所の役割

 

保育所は、0歳から就学前までの乳幼児を保育するための施設です。

病気や仕事など各家庭の事情で日中の保育が難しい保護者に代わって、子どもの保育を行います。

 

また、入所する子どもの保護者に対して支援を行う他、地域の子育て家庭に対して支援する役割も担っています。

 

 

認可保育所と認可外保育所の違い

 

「保育園」「保育所」という名前は、都道府県知事の認可の有無を問わずどの施設でも使用可能です。

そのため、保育所の中には認可を受けていない施設も存在します

 

ここからは「認可保育所」と「認可外保育所」について、それぞれ説明します。

 

 

認可保育所とは

 

認可保育所は、保育士の数や施設の広さ、給食設備の有無、衛生管理の体制など国が定めたさまざまな基準に則って設立されています。

基準を満たし、都道府県知事の認可を受けた保育所は「認可保育所」となるのです

 

同じ認可保育所でも2つの種類があり、市区町村が運営する「公立保育所」、社会福祉法人など民間団体が運営する「私立保育所」に分かれます。

両方とも公費で運営されており、世帯収入に応じて保育料が決まります

 

国により利用者負担の上限額の基準が定められているため、認可外保育所と比べると保育料が安く抑えられる傾向にあり、認可保育園は入園待ちになるケースも多くなっています

また手続きは各市区町村に申請が必要となるため、やや手間に感じる方もいるでしょう。

 

出典:東京都福祉保健局「認可外保育施設に関するQ&A」

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/ninkagai/qa.html

 

出典:内閣府「子ども・子育て支援新制度ハンドブック(平成27年7月改訂版)」https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/faq/pdf/jigyousya/handbook.pdf

 

 

認可外保育所とは

 

認可外保育所は、国が定めた基準を満たしておらず、都道府県知事の認可を受けていない保育施設です

東京都が取り入れている「認証保育所」や、各自治体の基準に則って設立されている保育施設も「認可外保育所」に該当します。

 

ただし、基準を満たしていないからといって設備や環境が悪い訳ではありません。

認可外保育所を設立するためには、「認可外保育施設指導監督基準」を満たす必要があるからです。

 

認可外保育所は認可保育所と比べると保育料がやや高くなる傾向にありますが、夜間保育や休日保育など独自のサービスが充実しているケースも多く、ニーズに応じて利用しやすい点がメリットです。

利用希望者は施設に直接申し込むため、手続きがしやすいという特徴もあります。

 

出典:東京都福祉保健局「認可外保育施設に関するQ&A」

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/ninkagai/qa.html

 

 

 

認証保育所との違い

 

認証保育所は、東京都の独自基準に沿って設立された保育施設です

認可保育所で対応するのが難しいというニーズに応えるために作られました。

 

民間企業など、さまざまな事業者が運営しています。

 

保育料は、月の利用時間が220時間以下の場合、3歳未満児で8万円/月、3歳以上児で7万7,000円/月が上限です。

上限を超えない範囲で事業者ごとに自由に保育料を決められるため、各保育所によって保育料には違いがあります。

 

また提供しているサービス内容も、各保育所によって異なります。

 

認証保育所を利用する際には情報をよく調べ、自分のニーズに合う施設を選ぶことが大切です。

手続きは各施設と直接行うので、料金やサービス内容に関しては、施設に問い合わせてみるとよいでしょう。

 

出典:東京都福祉保健局「認証保育所について」

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/ninsyo/index.html(2022-11-22)

 

 

認定こども園との違い

 

認定こども園は、教育・保育を一体的に行う施設です

幼稚園と保育園のそれぞれの良さを活かしている施設ともいえるでしょう。

 

機能面の基準を満たす施設であれば、都道府県などの認定を受けている場合もあります。

 

なお認定子ども園は、保育園や幼稚園と所轄が異なります。

幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省ですが、認定こども園は内閣府子ども・子育て本部が所管です。

 

地域的な事情や保護者のニーズに応じて選択できるよう、認定こども園には大きく分けて4つの種類があります。

 

①幼稚園と保育園の両方の機能を併せ持つ「幼保連携型

②幼稚園の機能に加え、保育所的な機能も備えている「幼稚園型

③保育所の機能に加え、幼稚園的な機能も備えている「保育所型

④認可外施設だが、必要な教育・保育の機能を備えている「地方裁量型

 

上記4つの違いは、設置している団体や職員の所持資格に関する要件、開所日時などです。

保育所は保護者の就労の有無などが問われますが、認定こども園であれば就労していなくても受け入れてもらえます。

 

出典:内閣府「認定こども園概要」

https://www8.cao.go.jp/shoushi/kodomoen/gaiyou.html(2022-11-22)

 

 

 

親の労働環境や条件に合わせて入れる保育所を探そう

 

保育所には、都道府県知事の認可を受けている「認可保育所」と認可を受けていない「認可外保育所」があります。

 

認可保育所は公費で運営されているため、保育料が安く抑えられる点が大きなメリットです。

ただし、各市区町村に申請をしたり入園待ちになったりすることもあり、入園するまでにやや手間がかかります。

 

一方で認可外保育所は事業者と直接やりとりするため手続きしやすく、夜間保育や休日保育などサービスが充実している点がメリットです。

ただし、そのぶん保育料は高くなる傾向にあります。

 

最近は民間の企業が設立している保育所の他、幼稚園と保育園のそれぞれの良さを活かした認定こども園などさまざま保育施設が存在します。

保護者の労働状況や経済面に合わせて、自分に合う保育所を探してみてください。

 

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