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子育て支援員とは?資格の取り方や働き先について
保育士の「キャリアアップ・転職」
2022/2/24

子育て支援員とは?資格の取り方や働き先について

子育て支援員とは、国家資格である保育士資格がなくても、研修を受けるだけで保育補助やサポートを行うことができる職種です。

2015年の「子ども・子育て支援制度」によって新たに創設されたもので、子育て経験を活かしたい主婦の方や保育士へとキャリアアップを目指している方にはぴったりの働き方でしょう。

今回はそんな子育て支援員の特徴や資格の取得方法についてご紹介します。

子育て支援員と保育士の違い

子育て支援員と保育士の違い

子育て支援員と保育士の大きな違いは、「民間資格か国家資格か」という点にあります。

国家資格である保育士資格は、指定の養成学校を卒業するか、難易度の高い保育士試験に合格する必要があります。

しかし、民間資格である子育て支援員であれば、国で定めた「基本研修」及び「専門研修」を修了するだけで「子育て支援員研修修了証書」の交付を受けることができます。

研修を受けるのに特別な条件は必要なく、誰でも受けることができます。そのため、保育士資格を取得するよりも短時間で簡単に取得できるのが大きなメリットです。

子育て支援員の仕事内容

子育て支援員の主な仕事内容は保育士のサポート業務です。

散歩の付き添いや食事・排泄の介助、掃除などの雑務など業務内容は多岐にわたり、園によって異なる部分も多いです。

保護者対応については主に資格を持った保育士が行いますが、登降園時などに多少のコミュニケーションをとることはあるでしょう。

担任を持つ、一人で子どもを見るなどの責任ある業務については、保育士資格がないと行えません。

子育て支援員が働ける場所

子育て支援員は保育園だけではなく、様々な施設で補助者として働くことができます。

  • 放課後児童クラブ
  • 乳児院・児童養護施設
  • 認可保育所
  • 認可外保育施設
  • 小規模保育事業所
  • 家庭的保育事業所
  • 事業所内保育事業所
  • 一時預かり事業実施施設

など

これら以外にも地域子育て支援関連事業の職員として働くことも可能です。

保育補助などの補助業務については無資格でも可能な場合はありますが、子育て支援員の認定を受けていれば多少なりとも就職に有利に働くでしょう。また、求人によっては子育て支援員必須の条件もあるため、既に保育士資格を持っている人でも別途子育て支援員認定が必要とされる場合があります。

資格取得のための研修では様々なコースを選べるので(後述の専門研修を参照)、現在の職場で必要な分野・将来的に働きたい分野のコースを選んで受講すると良いでしょう。

子育て支援員の給与・待遇について

子育て支援員の給与・待遇について

子育て支援員の平均的な時給は980~1,300円前後です。

子育て支援員はあくまで民間資格のため、保育士よりも給与は低くなります。

また、子育て支援員は基本的に補助業務がメインですので、正規職員ではなくパートやアルバイトなどの非正規職員としての働き方がほとんどとなります。

※正規職員だと保育士資格所持も条件となっているところが多いです。

子育て支援員が創設された当初は、小規模保育B型の年収想定が180万(補助金200万)と設定されていましたが、ワーキングプアを量産するものとして指摘を受けた結果、250万(補助金300万)にアップすることになりました。

保育士を含め、保育に従事する方の待遇の問題については徐々に改善の動きが見られます。

今後の保育士の処遇改善に準じ、子育て支援員の待遇も併せて改善されていく可能性があるかもしれません。

子育て支援員の研修内容

子育て支援員の研修内容

子育て支援員は各自治体が開催する研修を受講することで認定を受けることができます。

研修受講料は自治体によって異なり、無料のところもあれば有料のところもあるので、各自治体のホームページをしっかりと確認してください。

子育て支援員研修は基本研修と専門研修の2種類に分かれています。

基本研修

基本研修では、専門研修で学ぶ各事業の前提段階となります。

子育て支援員の役割や子どもへの関わり方、最低限必要な知識・原理・技術・倫理を8時間・8科目で学びます。

基本研修は全コース共通の内容で受講が必須となりますが、保育士・社会福祉士などの資格所持者は基本研修を免除することができます。

専門研修

専門研修は大きく4つのコースに分かれます。

  • 放課後児童コース
  • 社会的養護コース
  • 地域子育て支援コース
  • 地域保育コース

地域子育て支援コースと地域保育コースはさらに細かく分かれ、各事業ごとに研修カリキュラムが存在します。

科目数・時間数はコースごとに異なります。どこで働きたいかを考えたうえで、受けるコースを選びましょう。

保育に興味があるなら子育て支援員からはじめてみよう

保育に興味があるなら子育て支援員からはじめてみよう

保育に興味はあっても、保育士資格をとるのはハードルが高いですよね。時間や費用もかかりますし、年単位での勉強が必要になります。

子育て支援員なら短時間・低費用で子育て支援に関する基本的な研修を受講でき、認定を受ければ就職の際に有利に働きます。

民間資格のため保育士ほど待遇は良くありませんが、子育て経験を活かして保育に携わりたい将来的には保育士を目指したい、という方にとっての入り口になるのではないでしょうか。

また、園によっては子育て支援員と保育士資格の両方がないと働けないところもあるため、取得しておいて損はないでしょう。

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